輸送品質・車両・設備
「高度化する輸送品質」と「環境に優しい物流」の両立を目指して
私たち全日本ラインは、これらの要求に応えるべく、異なる温度帯で輸送できる車両の導入や乗務員への品質研修などを行っています。
高品質な輸送を実現する取り組み
青果の鮮度・品質を維持する厳密な温度管理
当社の主要な輸送貨物であるバナナなどの熟成加工が必要な青果物は、温度変化や衝撃に弱いなど、特に高い輸送品質が求められます。
これらの商品を長年にわたり安定して輸送してきた経験を活かし、高い輸送品質をご提供できるよう、日々取り組んでおります。
- 予冷の実施、輸送中の庫内温度コントロールを徹底的に行っています。運送のご協力をいただいている企業についても、温度チャートの確認を実施しています。
- 温度データのフィードバックも可能です。
- 定期的な輸送温度試験を実施し、商品の品質面からの確認も行っています。



乗務員への品質研修
温度管理・荷扱い等の品質管理教育をはじめ、無事故・安全な輸送を目指し、乗務員研修を実施しています。



Gマーク認証

運輸安全マネジメントに関する取り組みについて
標準貨物自動車運送約款について
高品質な輸送を実現する車両・庫内設備
大型冷凍冷蔵車
最大積載量12トンの大型冷凍冷蔵車は、二層式構造により複数温度帯の同時輸送が可能です。
冷凍帯から定温帯まで幅広く対応し、保冷性にも優れているため、品質保持が求められる輸送に適しています。
ジョルダーを完備しており、荷崩れ防止や積み下ろし作業の効率化にも貢献。さらに加温機能も備えており、寒冷地や冬季の輸送にも柔軟に対応します。


大型ウイング冷凍冷蔵車
当社の大型ウイング冷凍冷蔵車は、すべて矢野特殊自動車製を採用。高断熱構造により外気温の影響を受けにくく、温度ロスを最小限に抑えます。
青果市場などでの納品時にはウイング開閉による作業効率が抜群で、拘束時間の短縮やドライバーの作業負担軽減にもつながります。
スピーディかつ安全な荷役を実現する、現場に強い車両です。


冷凍冷蔵トレーラー
14mシャーシを採用した冷凍冷蔵トレーラーは、一般的なトレーラーより約2メートル長く、パレット換算で約4枚分多く積載可能です。
現在は主に北海道から関東間の長距離輸送に活用しており、大量輸送と長距離フェリーの併用によりCO₂排出量の削減にも貢献。
環境負荷の低減と輸送効率の両立を目指し、今後も積極的に導入を進めてまいります。


ピッキングエリア・バース
外気の流入を防ぐ設備を備えており、青果物などの鮮度が重要な商材の品質維持に貢献します。
外気流入抑止機構付きの出荷バースを完備し、荷受けから保管、出荷までを一貫して適切な温度帯で管理します。
青果物に対応した温度管理により、鮮度を損なうことなくスムーズな構内物流を実現します。


保管用冷蔵庫
主に5℃帯での温度管理を行っており、青果物や他の低温管理が必要な商品の一時保管に適しています。
各センターにより対応可能な温度帯が異なることがあるため、特定の温度管理が必要な場合は事前にお問い合わせください。

